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進学塾の講師はADHDの人にも向いている職業!クローズ就労なら検討の価値アリ

投稿日:2017年4月29日 更新日:

ふじ。
塾の講師業は保護者さんとのやり取りなど、難しい面が強いかと思っていましたが、意外と悪くない選択肢のようです。

執筆者さんは講師のお仕事をずっと続けられいる点をみるとADHDと適性が高い職業といえるのかもしれません。

 

この記事の執筆者プロフィール

大学時代からアルバイトとして講師業を始めました。一対一の個別授業の形式は昔から他人の目がやたらと気になってしまったり、度々他人と軋轢を起こしたりする自分に向いているかと思ったからです。

就職活動も行うことなくずっと仕事を続けており、今では教室に一人か二人しかいない副主任講師にまでなれました。

私のADHDの傾向

私は一箇所にじっとしているのが苦手ですぐに気が散り、あるいは周囲のことが気になって仕方なくなってしまいます。

また、他人からの指示を自分の都合の良いように解釈してしまい、度々相手の意としていない反応をしてしまったり、空気が読めない発言をしてしまったりすることがあります。

塾の講師はこんな仕事

私は塾の中でも進学塾の講師なので主に受験対策を行っています。完全に一対一なため、子供達一人一人に合わせた指導を講師自らが考案し、展開することができます。

既成のテキストでありきたりな通り一遍の講義をするのではなく、様々に独自に研究を進め、その生徒に合わせた授業を行います。

講師自身のポリシーを発揮することもでき、仕事に変化や工夫を盛り込むこともできる仕事です。

一方で自分の教え方に独りよがりにならず、一方通行な授業を展開してしまわないためのスキルも求められます。

塾講師の1日

基本的には学生さんが通える16:30からが勤務開始の時間です。

授業事態は21:30に終わります。

その後、事業記録などを書いて1日のお仕事が終了です。

 

もちろん授業をしていない時間にも「授業の予習」「プリント作り」「入試動向に関する調査」などのお仕事はあります。

書店を回っていろいろな参考書を眺めたりもしています。

塾講師とADHDの相性が悪い点

教室にいる教務社員から生徒を割り振られて授業を始めるわけですが、社員さんの側からの情報があまりにもアバウトだったり、抽象的過ぎると何をやれば良いのやら分からず右往左往することになります。

不明点を確認する勇気がでずに自己流でやってしまい、問題が大きくなって保護者からのクレームに発展することも…。

私の場合、わからないことがあった時に「すみません、これもう一度ご説明いただきたいのですが」という普通の一言がなかなか言えず、ホウレンソウを徹底できないという弱みが足を引っ張っているように感じます。

塾講師として工夫している点~生徒のカルテを作る~

私は生徒の一挙手一投足を見て「今日はどんな授業をしたらいいか」そして「次回にどうつなげて行くか」を授業中にくまなくメモし、帰宅後にデータとして纏めています。

そして次にその生徒の授業を行う時には必ずそれを一回読み返し、悪い点があったらそれを生徒と共有し改善の糸口を提示した上で授業に入るようにしています。

また、授業そのものだけでなく自分自身の講義の方法も振り返り反省するようにしています。

「あの時、ああ言ったのはちょっとマズかったな」「今度あの状況になったらこうしよう」と、常に分析と反省を怠らないように気をつけています。

ふじ。
「カルテを作る」というのは営業職でも良く行われる手法ですね。
私も営業の仕事をしていた頃はお客さん毎の情報をエクセルでまとめていました◎

「言った言わない」を防ぐためのメモを活用してトラブル防止

私はコミュニケーションが苦手なのですが、最低限必要な連絡事項に関してはどうしたって上の人間とのやり取りが必要になります。

そんな時、人との連絡には必ず紙媒体を使い、口頭での伝達を避けるようにしています。

「言った言わない」のトラブルを引き起こさないためにも大事な話は付箋か裏紙にメモを書いて机に貼り、相手の手が空いた時に読んでもらうように仕向けています。

自分は字が大きく、文章も長いのでメモを置かれた方はさぞかし不愉快だろうと懸念していましたが「かえってわかりやすく助かる」と言っていただけてホッとした記憶があります。

口頭でのやり取りでトラブルを抱えてしまわないよう工夫できれば、私のようにコミュニュケーションが苦手でもストレスを軽減して働くことができるかもしれません。

塾講師とADHDの相性が良いところ

塾講師の仕事は結果が出せれば後はある程度自分のペースで好きなように働くことができます。

最初の頃は批判されることもありましたが、生徒の合格実績ができたことで会社から認められるようになりました。

また、生徒さんとの「合う合わない」の相性の問題はありますが、いろんなキャラクターの子供や親御さんとのコミュニケーションは刺激があります。

時間が固定されている仕事ではなく、言葉は悪いが「出来高制」に近いところがあるので収入は多少不安定ですが、やり始めて軌道に乗って来るとやめられなくなる程の魅力があります。

ADHDの人にとって塾講師の仕事はとってもおすすめ!

「子供が好き」「人にものを教えることが得意」「講師業に興味がある」という方には是非一度トライしてみることをオススメしたい職業です。

塾講師は仕事柄、個人のやり方が尊重され易い仕事です。

自分の症状をカミングアウトしなくても仕事に無理が出にくく、クローズで就労したいADHDの人にとっても働きやすい環境であるように感じます。

 

後は、自分の好きなことには一心不乱に没頭してしまうマニアックな方にもおすすめです。現に私は講師業に没頭した生活を何年間か送り、オリジナル教材を作るまでになってしまいました。

講師という仕事が自分の興味にハマれば「天職」となる可能性がある職業だと思います。

ふじ。
普通の人にとってはツマラナイことが多い「学問」という分野を創意工夫で楽しく理解させる、その過程を楽しめる人には合っていそうですね!

 

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