目次
カフェスタッフの向き不向き
カフェスタッフはサービス業なので、どうしても臨機応変さが求められます。お客様の中には急いでいる方もいらっしゃるので、混雑していたりすると理不尽な要求をされたり、心ないことばをかけられることもしばしばです。
また、年齢層も様々で、静かに仕事をこなしたい方や、お友達とお話を楽しみたい方、ベビーカーで来店されるお客様など、お席に案内する際、なるべく適切な場所で時間を過ごしていただくために配慮をする必要があります。
そのときの判断は自分自身で行わなければなりません。
毎日のカフェ業務では、イレギュラーなことが起きることを覚悟しておかなければなりません。
ですので、決まりきったことを淡々とこなしたい方にはカフェスタッフは向いていないかもしれません。
逆に、世話好きで、日々の変化を楽しめるような方には向いている仕事ともいえるでしょう。
カフェスタッフに向いているタイプのADHD
多動性を持っているADHDの方には、キッチンでは手も足も動かし、ホールでは歩き回りながら仕事を探すなど、じっとしていることがほとんどないので仕事が楽しく感じ、積極的に行動できる素敵なスタッフになれるかもしれません。
カフェスタッフに向いていないタイプのADHD
不注意型のADHDの方は、きめ細やかなサービスを求められるカフェスタッフは向いていないかもしれません。
ミスをしてしまうと、お客様を苛立たせてしまったりして自己嫌悪に陥ることもあり得ます。
スポンサーリンク
カフェスタッフという仕事
カフェスタッフの業務内容
仕事内容としては、ホールスタッフとキッチンスタッフの2つに完全に分けられている店舗と、スタッフ全員がホールとキッチンの両方の仕事を行っているお店もあります。
両方を任せられている場合は、注文を受けると、お客様がお支払いの準備をしている間にコーヒーなどのセッティングをし、最後にお会計をします。
とても忙しいとき(とくにビジネス街にあるカフェのランチタイム)は、上の内容プラス、次のお客様への対応なども求められるので、体力的にも精神的にも大変なお仕事といえます。
カフェ業界の傾向
アルバイトの場合は、店舗によって異なりますが、比較的時給はいいです。
ですが、店長が数か月で入れ替わるような店舗もあるので、人間関係を構築するのが大変な面もあります。
また、カフェのバイトだと、どうしても大学生などの学生さんが多いのでスタッフの入れ替わりも激しかったりします。
ですので、どんなに相性が合わない人がいても働き続ける上ではどうしようもないので、そこは割り切っていくしかありません。
カフェで働く魅力
カフェにくるお客様の理由はもちろん様々ですが、勉強をしたり、本を読んだり、と落ち着いた雰囲気のお客様が比較的多いので、店内にはゆったりとした時間が流れています。
また、仕事を続けて数か月もすれば「〇曜日の〇時ごろだからあのお客様がいらっしゃるかな」と思ったときにその方がいらして、お客様の「いつものでお願いします」に応えることができたときは、カフェスタッフとしては自分自身をとても誇りに思えます。
「ありがとう」「おいしかったよ」ともよく声をかけってもらえるのでやりがいの大きい仕事ともいえます。
季節によって提供するメニューも変わるのでスタッフとしても楽しめることがたくさんあるでしょう。
カフェスタッフとADHDの相性
カフェスタッフとADHDの相性の良いところ
前述でも書いた通り、ADHDの方は比較的気移りがあるので、仕事の中で常にやるべきことが変わっていくカフェのお仕事は、仕事をこなしていくうちにどんどん楽しくなっていくかもしれません。
また、マニュアルはあったとしても、それ以上のお客様に対する積極的な気配りやサービスは、その人の特技やスキルとして周りから認めてもらえます。
ですので、普通の人では一見気が付かないようなことでも、ADHDの方は当たり前のようにサービスを提供できるかもしれません。
カフェスタッフとADHDの相性の悪いところ
タイトルでも書いた通り、カフェスタッフをこなすにあたって一番大切なのは臨機応変に行動することです。
ADHDの方は段取り良く物事をこなしていくのが比較的難しいので、忙しい店内の作業についていけず、パニックになってしまうかもしれません。
さらに、お客様に見られながら仕事をこなしていくことから、緊張から思った通りの実力を発揮できる場ではないかもしれません。
カフェスタッフはADHDの人にとって避けたほうが無難な職業
ADHDを持っている方もそうでない方も誰にでもミスはあります。
ですが、ADHDの方は切羽詰まった状況に置かれると基本的なことを忘れてしまったり、他のことに気を取られてしまいがちなので、ミスはミスでも大きなミスをおかしてしまう可能性が高いです。
カフェのスタッフはスピードとその正確さを求められる仕事なので、感受性豊かで独創性の強いADHDの方にはもっと適した仕事があるかもしれません。