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ADHDにとって事務員はあまり向いていない職業~長く勤められるかは記憶力の良さがカギ~

投稿日:2017年5月25日 更新日:

ADHDの職業レビュー 事務員

ふじ。
細々とした仕事が多いため「ADHDと相性が悪い」と語られることが多い事務職。この方は「事務職はオールラウンダー」と表現されていますね。

執筆者のプロフィール

私は学生時代、コンビニやアパレルの店員のアルバイトをしていましたがどちらも1年も経たないうちに辞めてしまいました。

接客業は不向きだと思い、大学卒業後は短期の軽作業系のアルバイトを転々としながら、地元の工務店の一般事務職に就き三年間働いていました。

私がADHDだとわかったのは就職して2年目のことでした。

私のADHD傾向

私は集中力にばらつきがあり、普段はそわそわして落ち着きがなくて会話も一つの話題が長く続けられなくて全く関係のない話を次々に話し出したりしてしまう傾向があります。

注意力が散漫になりがちでよく物を落としたり体をどこかにぶつけたりすることも多いですね。かと思えば逆に、一度何かに興味を持つと周りが全く見えないほど没頭してしまうこともあります。

聞いたことをすぐ忘れることがよくある反面、かなり古い出来事から細かい物の配置などをよく覚えていることがあるのも発達障害由来なのかもしれません。

周囲から評価を得るための工夫

事務員はこんな仕事

零細企業の工務店の事務員でしたので普段は事務所に一人で留守番をしながらこのような仕事をしていました↓

  • 来客や電話の応対
  • 文書や請求書の作成
  • 顧客情報の管理
  • 営業担当者のサポート業務

小さな会社の事務員ほど雑務が多い

私は事務所の敷地全般の清掃やお茶くみなどの雑用もほとんど一人で行っていました。

家族や友達からは「接客業は向いていないから落ち着いて仕事ができるデスクワークは負担が少ないからやってみてはどうか」と提案されてこの仕事に就きました。

しかし実際に働いてみると一般事務といっても会社の規模によって一人で行う仕事量は全く違うので、決して簡単な仕事とは限らないということがよくわかりました。

事務員が一人しかいない会社の場合、ミスがあった時にカバーしてくれる人は誰もいないので責任は重大です。

ふじ。
事務職は業務が多岐に渡る場合が多いので大変なイメージがありますね。

ADHDと事務員の相性が悪いところ

一般事務職は文書作成だけでなく社内外の人の問い合わせに対処できるようなコミュニケーション能力を求められるデスクワークのオールラウンダーといえる仕事です。

そのため時には他の人の出す微妙なサインから気持ちを推し量って、要望に応えられるように手を差し伸べられなければいけません。

空気を読む能力を求められているといっても過言ではないので、他人の気持ちを察するのが苦手なタイプのADHDの人には不向きな仕事だと思います。

また、作業の流れは必ずしも一定ではなく急な仕事が舞い込むこともあります。顧客情報の問い合わせなど記憶力が求められる場面もあるので、臨機応変な対応が苦手な人にもお勧めはできないです。

悩む人

仕事で失敗しないための工夫

私の場合は短期記憶力が弱いので、仕事を依頼された時には一度落ち着いて相手の話を最後まで聞いて、最初から話の流れを復唱するようにしています。

聞き取った依頼内容に間違いはないか、聞き漏らしはないか確認したらその仕事はいつまでにどのように処理したらいいか、5W1Hを意識して再確認することでミスの防止に努めています。

また、作業に移る時はきちんと優先順位や手順を確認したうえで行動に移すようにしています。例えば私は電話を書けるのが苦手なので事前に会話のフローチャートを作って予行演習をして失敗しないよう工夫をしています。

事務員として働くためのポイント

事務の仕事に就きたいのなら、まずは自分の苦手なことをはっきりとさせることが大切です。そしてその苦手なことは工夫でどうにかできることなのか、避けて通ることができないことなのかを考えてみると良いと思います。

私の場合、苦手な作業をしている時に周囲に人がいると余計に難しく感じてしまったりするので、苦手な仕事はできるだけ会社に人が居ない時に済ませてしまうなどの工夫をしています。

苦手なことを克服する努力をすることも大切ですが、無理に挑戦した結果失敗して自信を失うのも考えものです。それよりは、自分のできる範囲のことを最大限やって、出来ないことは周囲のフォローを仰ぐといった頭の切り替えも大切だと思います。

会社に長く努めていれば苦手な仕事も徐々にできるようになることもあります。無理をしてストレスを抱えて会社を辞めてしまい、自分のスキルが何も伸びないという状況を避けることが重要だと感じています。

事務職の魅力は「会社の顔」になれる喜び

事務職というと地味な裏方のイメージがありますが、お客様からの問い合わせがあった時にまず応対するのは事務員であり、誰よりも一番最初にお客様を手助けすることができる会社の顔といえるポジションだと思います。

実際にはお客様のことは顧客名簿上の情報しか知らず、顔を合わせることはほとんどありませんでしたが、それでも何回か電話でのやり取りをするうちにお客様に「あなたはこちらの事情をよく分かっていてくれるし、仕事が早くて丁寧だから助かるわ」と言って頂けるようになった時は、自分の仕事に誇りを持てました。

暗記が得意ならADHDがあっても真面目にコツコツとお客様のことを考えて誠実に仕事をしていれば、かならず評価される仕事だと思います。

記憶力が良ければ事務員としてやっていけるかも

私は電話応対で情報のやり取りに失敗した経験がかなりあります。ですからできるだけ電話応対が少なくて、周囲に助けを求められる人がいる職場で勤務することをおすすめします。そのような環境ならADHDの人でも工夫次第で上手くいく可能性があると思います。

事務職は記憶力がいい人の方が相性の良いお仕事です。記憶力が良い発達障害の人は重宝されると思います。

ただし、場合によっては周囲の協力を仰ぐため、上司にADHDについてカミングアウトする必要がでてくるケースもあると思います。会社が障害者枠を設けているかどうか事前に調べたり、面接時に相談して反応を見てみることも働きやすい環境を構築するための手段です。

 

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