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感動ポルノと評される24時間テレビ
今年も終わりましたね。24時間テレビ。
毎年終わると「障がい者を視聴率稼ぎに利用してる」とか「あの表現は無いわ」といった声が聞かれますね。
今年も案の定、そんな風物詩のような声を聞くことができました。
感動ポルノってダメなの?
正直、僕は感動ポルノって世間が言うほどそんなにダメなことなのかと疑問に思っています。
障がいをもつ本人とそれを支えている周囲の人達の意向をテレビが応援してなにかを成し遂げる。
いいんじゃないですか?応援こそすれど、無関係な視聴者があーだこうだ批判するようなものではないんじゃないかと思います。
障害を持つ子供の親は「生きる力」を身につけて欲しいと思っている
勘違いしている人もいるかと思うけど、障害を持つ子供の親は好きで無理をさせたいワケじゃないんですよ。
僕の息子も発達障がいと診断されているから出演してる人の気持ちもよくわかります。
障がいを持つ人は健常者の人より苦労をします。健常者が気にもとめないようなことが大きな壁になることがあります。
障がいを持つ子供の親としてはそんな時に武器になる「成功体験」や心の支えになる「思い出」なりを持たせてあげたいんですよ。
別に「24時間テレビめっちゃ好きだし、ちょうど自分の子供が障がい者だから出演させよう」なんて考えで出演させてるワケじゃないと思うんですよ。
批判してる人は24時間テレビより障がい者の役にたっているのか?
「24時間テレビは障がい者を使って金儲けをしているから好かん!」という感じの意見もよく聞きますね。
まぁ、儲けてるんでしょうねぇ。タレントのギャラだって払わないといけないですし。
でも障がい者をテレビに出して金を儲けることがそんなにいけないことなんでしょうかね?
別にいいんじゃない?
誹謗中傷して金儲けしてるわけじゃないんだから。
- テレビ局は儲かる
- スポンサーは知名度が上がる
- 障がい者は募金の恩恵を得られる
三方良しじゃんね。
だれが損をしてるというのか。一体何が気に食わないというのか。
いい人ぶって障がい者をかばうつもりで矛先をテレビに向ける人、言葉尻を捉えて揚げ足をとって批判する人。
そんな人達は24時間テレビより障がい者を助けてきたんでしょうか?
なんだかんだ言っても24時間テレビはいろいろな障がいの認知を世間に広げてきたと思います。
募金で助けられた人だって半端じゃなくたくさんいると思います。
「今までずっと障がいを持つ方の為に尽くしてきた!だからこんな見せ方は許せない!」という方は批判してても納得できるんですけどね。
何もしないクセに批判だけするようなマネはテレビ局や出演された障がい者の方にとても失礼ですね。
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その矛先は障がい者に向かわないかい?
あとね、そーゆー偽善的な人って何かを攻撃してないと気がすまなかったりする。
障がい者って遠くにいる分には「助けてあげたい!」って思うかもしれなですけど、実際自分と利害関係のある距離にいると大変です。
身体障害であれば特定の仕事は代わってあげたり、僕のような発達障がいであれば同じことを何回も教えなくてはならなかったり。
そーなった時、批判してた人の矛先は障がい者に向かないでしょうか?
怖い怖い。
実際、僕は今までそういう人に苦しめられてきましたね。
本当に障がい者のことを思っているなら募金だけしといてくれ
本当に障がい者のことを思っているなら24時間テレビを批判するのはヤメませんか?
テレビ局が「もう24時間テレビってそんな儲かりもしないのに批判だけされてアホらしいわ」と打ち切りにしたら困る障がい者だっているんですよ。
だーれも幸せにならないじゃない。
もう募金だけしといて、ディズニーツムツムでもやってておくれよ。それがイチバン平和で理にかなってるじゃないですか。
いい人ぶって24時間テレビを批判している偽善者こそが本当に批判されるべきなんじゃないかというのが僕の意見です。
24時間テレビ、これからも頑張ってね!
まぁそんな24時間テレビですが、個人的には一切見ません。(見んのかいっ!)
それは障がい者を見せ物にしてるからどうのこうのと言うレベルの話ではなくて、単にエンターテイメントとして面白さを感じないだけです…。(残念過ぎる)
なんやかんか続いてきた番組なんで、これからも続いていくんだろうなーとボンヤリ思っています。
これからも障がいや病気を持つ人を応援したくなる番組でありつづけて欲しいと思います。
ただ、間違っても「あの障がい者ができたんだからお前だってできるだろ!」という考えの人を増やしてしまう、地獄のような方向にだけは進まないことを願います。
感動ポルノ?イイじゃない!