目次
執筆者のプロフィール
職歴
飲職業には10代の頃に居酒屋のアルバイトとして、40代の頃にはうどん屋の店員として関わっており、現在はお弁当屋さんで仕事をしています。
途中、他の仕事を経験しながらも結局は飲食店に戻ってきている状況です。
ADHDの傾向
私のADHDは
- 覚えたことを忘れやすい
- 人の話が頭に入らない
- 気分にむらがある
といった傾向があります。
私にとって毎日働くということはツライものでした。
そんな中、昨年ADHDと診断され50歳前にして初めて自分が病気ということを知りました。
飲食業はこんな仕事
飲食店での仕事は多くの人が想像する通りのお仕事だと思います。ここでは現在のお弁当屋さんでの経験を元にご紹介します。
- 接客:お客様から注文、品物代を頂く、レジ操作もする
- 調理:主に米の炊飯→炊けたらパック詰め
- 仕入作業:材料、弁当パック、消耗品などを確認して発注
- 電話応対:お客様からの弁当注文を受ける
- レジ管理:朝、レジ金額を正確にあるか勘定→仕事締めにレジ金額に誤差がないか確認
ひとつひとつの仕事はさほど難しくありませんが、ルーチンワークとして身体が仕事を覚えるまでは考えないとならないことが多く、失敗もたくさんしました。
飲食業とADHDの相性が悪い点
忙しさはお客さん次第
お客様がたくさん並んだりするとすごく気持ちが焦って思考がままならずミスをしてしまうことが多かったです。
油を使い鶏肉をフライヤーで揚げますが、焦りすぎて腕は火傷だらけです。
お客さんの入り方次第で想定外に忙しくなってしまうこともあるのが飲食業の特徴だと思います。
どちらかと言えば店員の数が少ないお店の方が、急なお客さんに対応しにくい傾向があるかもしれません。
レジでお金を触る機会がある
飲食店はお客様との料金のやり取りがありますので、レジでお金を触る機会があります。
ADHDにとってはお金は鬼門で、計算間違いや勘違いを引き起こしやすいアイテムです。
私の場合はお客さんが多くなって焦ってパニックになり、商品代金を間違えてしまうことがありました。
ミスをしない為に工夫していた点
仕事の後にフィードバックを行う
仕事が終わった後もミスがないか必ず確認し、同僚と仕事について意見を交換していけなかったところをあえて伝えてもらったりしていました。
焦らないための対策を練る
私は焦るとミスをするタイプなので、そもそも「忘れない、焦らない」で済むように毎朝の事前準備や確認を怠らないように努めています。
それでもどうしても失敗してしまうことはありますが、そんな時は「焦ると逆にミスをするので心で落ち着いてしよう」と唱えるようにしていました。
身体が覚えるまでやれば働ける
ADHDとはいえ長く勤務すると体が仕事を覚えてきます。
ルーチンワークとしてあまり頭を悩まさずに作業できるレベルにまで身体を慣れさせることが大切だと感じます。
周囲の配慮があれば勤められる
接客や時間に追われすぎる現場はADHDの人にとって不向きと思われます。
ADHDの症状を理解してもらい調理のみにしてもらうなどの対応ができるのであれば幾分助かるはずです。
「何の苦労もない楽しい職業」とはいきませんが、良い職場の方々に恵まれ、本人も懸命に努力すれば長く勤められる職業だと思います。
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