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執筆者のプロフィール
職歴
社会人を6年ほど経験したのち、未経験のウェブディレクターという職に転職しました。
転職にあたりハローワーク主導の職業訓練「ウェブデザイナーコース」を3ヶ月間受講しました。
2014年から2年間ほど努めましたが、私の能力不足により退職勧告のようなものを受け退職しました。
ADHDの傾向
私のADHDは不注意と健忘が強い傾向があります。
しないといけないことが積み重なるとミスが出てきたり、チェック作業を行っても大量の抜け・漏れが発生してしまうことがよくあります。
ウェブディレクターはこんな仕事
ウェブティレクターの仕事は「ホームページを作りたいお客さん」と「ホームページを作る技術者」との橋渡しをすることです。
- お客さんから「こんな目的でこんなホームページを作りたいんだ~」という話を聞いて来る。
- デザイナーさんにデザインをお願いする。
- でき上がったデザインを客さんに見せる。
- デザインがOKだったら今度は別の専門職の人にホームページ専用の言語でホームページを作ってもらう。
- お客さんに納品する。
ざっくりとこんな仕事ですね。
これを複数案件抱えながら進めていきます。
ウェブディレクターの一日
ウェブディレクターの一日はこんな感じです。
AM
08:30 起床
09:00 家を出る
09:30 会社到着→朝礼
10:00 お客さんのところへ移動
10:30 打ち合わせ
11:30 会社へ帰社
12:00 昼休憩
PM
13:00 午前中の打ち合わせの議事録を作成
15:00 デザイナーさんの予定を確認→デザインを依頼
15:30 ホームページの構成書の見直し
17:00 社内会議
17:30 別件で依頼のあったホームページの修正
18:00 作業内容や作業指示の整理・進捗確認
19:00 日報作成
19:30 会社を出る
20:00 帰宅
24:00 就寝
割りと残業が多い業界なのですが私の場合は運良くそこそこ人間らしい生活が送れていました。
ADHDに不向きな点
以下の点はADHDの人にとってウェブディレクターという職業が不向きだと感じる点です。
新技術の登場が早すぎる
ホームページの制作だけでなくIT業界全般には「新しい技術の登場が非常に早い」という特徴があります。
デザインの流行り廃りは2~3年で変化してしまいますし、半年前まで正しいとされていた情報が今はもう古いといった状況も非常に頻繁に起こります。
そのため新しい技術の習得が常に求められ、仕事をしている時以外でも様々な情報を収集する努力が必要です。
発達障害のお仲間が多い
これは良い点なのか悪い点なのかよく分かりませんが、私が勤めたホームページ制作会社には発達障害と思われる人が私以外にも数人いました。
たくさんの発達障害持ちの方が就職しているという実績を見る限り、ホームページ制作という仕事が発達障害者に向いているというのは間違いではないのでしょう。
しかし私も含めて発達障害持ちの人は個性が強い傾向があります。
個性の強い発達障害を抱える人が自分の上司になる可能性も高く、攻撃的な人に当たってしまうと他の業種以上にやりにくさを感じてしまうかもしれません。
コミュニケーション能力が求められる
ホームページ制作会社の職務の中でもwebディレクターという仕事はある程度のコミュニケーション能力を求められます。
打ち合わせの中でお客さん自身も気づいていない潜在的な要望を探りだし、提案したりする能力が必要となります。
コミュニケーション能力が極端に低い場合は苦戦するかもしれません。
ここを克服すればうまくやれる可能性あり
インターネットやITが本当に好きで、仕事をしていない時間でも常にインターネットをしていたり新しい技術に触れることが大好きな場合は向いているといえます。
新しいことにすぐ目移りしてしまうADHDの特性が上手くハマれば、次々と新しい技術が登場してくるIT業界は楽園かもしれません。
ウェブディレクターの良い点
ウェブディレクターに限ったことではありませんがIT業界は発達障害を持った人が選びやすい業界です。
その為、発達障害に対する理解がある会社の割合が他の業種に比べて高いのではないかと感じました。
ADHDが就く職業としてのおすすめ具合
色々な書籍やブログで紹介されているようにIT業界とADHDの相性は非常に良いと思います。
特に学生時代に勉強の成績が良かった人などは新しい技術に対応することも比較的容易だと思いますのでとてもおすすめです。
あまり勉強や自己学習に自信がなく、物覚えの悪いタイプの人にとっては苦戦する職種・業界となるかもしれません。
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