医療事務はADHDに向いていない職業~お金の精算など細々した仕事が多い~

ふじ。
総合病院などで計5年間医療事務のお仕事をされた方の職業レビューです。

執筆者のプロフィール

職歴

2011年4月~2015年末まで地元の総合病院にて医療事務科の外来会計を行う職員として勤務しました。

総合病院を退職後は数ヶ月だけですが精神科病院にて勤務しました。合計5年間にわたり、医療事務一本で働いたことになります。

ADHDの傾向

私のADHDの症状は典型的な注意欠乏型です。音に敏感な面もあります。

作業をしている最中に別のことを言われると、自分が今までどんな作業をしていたのか忘れてしまい、また1から始めるという作業を繰り返すことがよくあるタイプです。人の話を聞いているつもりでも、いざ実行してみようとすると上手く出来ないこともあります。

私のADHDの症状で最も問題となるのがマルチタスクが出来ない部分です。「相手の返事を待ちながら、メモを取る」といった動作が苦手なので電話応対やお客さんとのやり取りが業務の中心となる医療事務の仕事は相性が悪い仕事でした。

医療事務が向いているADHD?向いていないADHD?

基本的に医療事務の仕事とADHDは相性がよくない場合が多いようです。

医療事務が向いているADHD

このようなタイプのADHDの方は医療事務が合っているかもしれません。

  • お金や数値に関するケアレスミスを起こしにくい人
  • 人と接することが好きで愛想が良い人

医療事務が向いていないADHDの人

逆にこの手のタイプはわざわざ医療事務を選択しない方が無難です。

  • ケアレスミスが多い人
  • 医療に興味が無い人
ふじ。
「事務」とはいえ医療に対する勉強などは必要だそうです。

医療事務はこんな仕事

一般的な医療事務の仕事は「診療報酬を請求業務」と「患者さんへの会計業務」が中心になります。

私が配属されたのは医療事務科の外来会計で、通院された患者さんへの診療費の精算を主な業務としていました。

総合病院ということもあり、業務を行うために幅広い知識が必要で仕事を覚えるのに苦労しました。

医療事務職員の一日

08:30 出勤→朝礼→業務開始
12:00 昼休み
13:00 業務再開
17:00 退勤

当直の場合は13:00~16:30まで仕事をして、17:00~翌朝09:00まで夜勤といった流れでした。

医療事務とADHDの相性が悪い点

医療事務はADHDと相性が悪い職業といえます。

刺激を好むADHDの脳にとって業務内容が地味な医療事務という仕事は興味を維持することが難しいと感じるからです。

興味がないので仕事が全く頭に入ってきません。

そうなると同僚から「仕事が出来ないヤツ」というレッテルを貼られやすいです。

仕事をこなすために努力していた点

そのジャンルの専門家になるつもりで、仕事以外での勉強をかかさないようにしていました。

例えば少しでも医療の知識を増やすために、実際の現場でも使われている診療報酬明細表を買って読んだりしていました。

失敗してしまった時には「なぜ自分はここで間違えてしまったのか」そこを明確にして反省するようにしていました。

「反省」と言っても落ち込むのではなく、次に同じことが起きた時に同じ失敗をしないように反省するよう意識していました。

続けるためにはカミングアウトが一番良さそう

一番良いのは周囲に「自分は発達障害(ADHD)なんだ」と公言してしまうことだと思います。

なぜなら、カミングアウトすることによって周囲も自分の特性を理解した上で、仕事を割り振ってくれるようになるからです。

無理をして健常者を装っていると、いつまでも「仕事が出来ないヤツ」というレッテルを貼られ続けることになります。

そうなってしまっては職場でのコミュニケーションも取りづらくなってしまいますし、自分の居場所がなくなってしまいます。

言い出しにくい部分もあると思いますが、将来的に自分が仕事をし続けたいのであればカミングアウトをしてしまった方が良いと感じました。

ADHDの人が医療事務を続けるのは難しい

正直私は「医療事務の仕事が合っている」と感じたことがありません。

医療事務の仕事に強い興味や使命感を感じているのならば続けられるかもしれませんが、そうでは無いADHDの人にはおすすめしない職業です。

ADHDの人が納得できる仕事に就こうと思うなら意地でも「自分が好きなこと」にこだわった方が良いと思います。

事務系、肉体労働系のお仕事に限らず「自分はこの仕事が好きだ!」と心の底から思えるくらいの仕事ではないとどんな仕事についても長続きしない気がします。

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