ADHDの薬代は「1/3」に下げられる!必ず自立支援医療制度を利用せよ!

ADHDの薬(ストラテラ・コンサータ)代が高い問題

ADHDについて情報収集していると「ADHDの薬(ストラテラorコンサータ)が高い~(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」と呟いている人が結構たくさんいます。

やっぱりみなさん薬代が高いと感じているんですよね。

このサイトにも「ジェネリック コンサータ」や「ジェネリック ストラテラ」といったキーワードでたどり着いている方もいらっしゃいます。

しかし残念なことにストラテラとコンサータのジェネリック医薬品はまだ発売されていません

ストラテラを最大量の120mg処方されていると1ヶ月にかかる薬代はに1.5万円程度になると思います。

ただでさえ給料の低い傾向にあるADHDの人にとっては大きな出費ですよね。

私も始めて薬が処方された時は高いなーと思いました。

自立支援医療とは

自立支援医療とは厚生労働省が提示している「精神疾患で通院による精神医療を続ける必要がある病状の方に、通院のための医療費の自己負担を軽減する制度」です。

参考:厚生労働省:自立支援医療について

結論から言うと今3割負担で支払っている病院代と薬代が1割負担になります。

※負担額が減るのは申請した精神障害の治療にかかるお金だけです。
※給料が多いと自己負担額が増えたりします。

上の写真は私が自立支援の申請を行う前と後の薬代の領収書です。

申請後は1割負担に変わっていることがわかります。

申請後は受給者証が発行されるまで2~3ヶ月程度かかりますが、申請後に掛かった病院代と薬代は後日返金されますので安心です。

※申請後に掛かったお金が返金されるだけです。それまでに掛かったお金が返金される訳ではありません。

岡山県倉敷市での話なので細部については各市町村で異なる可能性があります。

申請するにはまず病院へ相談

申請にあたりまずは病院に相談しましょう。

申請に必要な書類の中に「診断書」がありますので、まずは主治医の先生に相談しなければ始まりません。

相談すれば自分が自立支援制度を受けられる対象なのかわかると思いますし、申請に必要な書類や流れ等も説明してくれると思います。

私の時は下の写真のようなリーフレットを渡して説明してくれました。(青いケースの中は交付された受給者証です。)

自立支援医療制度

 

自立支援医療制度の対象者

リーフレットの中には自立支援医療制度の対象となる人について書かれていました。

以下、引用。

対象となる方

総合失調症、精神作用物質による急性中毒またはその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する方で、通院による計画的かつ集中的な精神医療を継続して必要とする病状にある方です。
※対象となる医療費は、 診察料・薬代・訪問介護・精神科デイケア等です。
※精神疾患以外の治療は対象となりません。

ADHDはこれに該当するらしく、問題なく申請ができました。

私のADHDの程度は比較的軽め(ときどき会社をクビになるくらい)なので、審査がさほど厳しいものとも思えませんでした。

岡山県倉敷市での話ですので細部については各市町村で異なる可能性があります。

自立支援医療制度について:まとめ

私は病院の方から「こういう制度があるから良かったら活用してみてね。」とADHDの診断が下った直後に教えて貰いました。

あれだけ高額な薬ですので自立支援医療制度を利用できる対象者でありながら教えてくれなかった病院があるとすれば不信感を感じてしまいますね。。

 

薬の量が多い人ならば月々1万円程度、医療費を抑えることができるので面倒くさがらずに先送りせずに速やかに申請しましょう。(←これ大事)

 

この話は岡山県倉敷市での話ですので市町村によって多少状況が異なるかもしれません。

ただ、主導は厚生労働省が行っていますので、原則として市町村による大きな違いはないのではないかと推察しています。

まずは、病院の先生に聞いてみましょう!

 この記事へのコメント

  1. 匿名 より:

    初めまして。
    今ADHDの診断を受けようとしている者です。
    初回カウンセリングで医者に行って投薬を希望している旨と自立支援医療制度の話をしたところ、『薬代はそんなに高くないし、就労してるのだから制度利用は不用』と言われて安心していたのですが、こちらで1万5千円という金額を見て驚きました。
    きちんと申請出来る様に医者に診断書をお願いしようと思います。
    有益な記事を書いてくださり、ありがとうございます。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

ADHDだからって愚痴ばっかり言ってる人…元気出せよ('ω')ノ

NO IMAGE

ADHDの人が 生活をしやすくするための対策

発達障害者が持つ「GIFT」は存在するけど役に立つシーンには出会えない

大人のADHD 初診療を受けてきました!

時間管理はsiriをフル活用して抜け漏れ防止作戦!

ADHDあるある