不注意で大失敗ばかりしている発達障害(ADHD)当事者が、ADHDに合った職業を探したりオープン就労の可能性を模索しています。

ADHDの仕事術 大人のADHD

仕事の時間が上手く管理できないADHDさん、こんな作戦どうよ?

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以前、僕はホームページの制作会社に勤めていて、そこに僕より時間管理が苦手な人がいたんだよね(;´・ω・)ちょっと気の毒でした…。

その人はADHDと診断されてるわけじゃないんだけど明らかにADHDで仕事の時間を見積もるのが超下手くそでした。

自分でも自覚していないようでいわゆる「隠れADHD」というやつです(´・ω・`)

参考:アナタもしかして?『隠れ大人のADHD』

会社は基本的に1日8時間の勤務でした。

8時間の中で自分ができる仕事量を考えて予定を組むのですが、その人は自分が組んだ予定より2倍くらい時間がかかったり自分が想定していない仕事がどんどん入ってきたりしてすぐにパンクしてしまいました。

最後は毎日朝4時まで仕事してましたけど、ニッチもサッチも行かなくなって退職してしまいました(´;ω;`)

そう、ADHDの人ってそういう自分で決めれる裁量があると返って仕事が上手く進められなくなったりするんですよね…。

その人にアドバイスとエールを送る気持ちで執筆します。

ホームページの制作会社という限定された職種での経験ですのでこのブログを読んでくださっている皆さんの役に立てるかわかりませんが参考程度にご覧いただけると幸いです。

初めての作業は自分が考えたより2倍かかる

誰だって今までしたことのない作業を初めてするときは過去の経験をもとにして大雑把な時間を見積もることしかできません。

しかし不思議なことにADHDの人はこの時間を短く見積もる傾向があります。

対策としてざっくり自分がかかると思った時間の2倍かかると思いましょう。短く終われば他の仕事を前倒ししてもいいですし、それでも予定の仕事が終わってしまえば他の人のお手伝いをしましょう。

実際に2倍かかっても予定よりはみ出るよりマシです。

同僚や上司から「そんなに時間はかからない」と言われても「いえ、初めてする作業なので余裕を見ておきたいです。」 と伝えて自分の時間を確保しましょう。

作業時間は1.5倍確保する

ADHDの人は読みが甘い人が多いのでだいたい自分が思っているよりもプラスαで作業が発生します。

例えば打ち合わせの予定があったら打ち合わせの時間だけ時間を確保しがちです。

しかし実際には打ち合わせのメンバーの中で自分が一番下の立場であれば打ち合わせ後に議事録の作成が必要だったりします。

私達ADHDはこのようなちょっとしたことに気づくことが非常に苦手です。気遣いとか気配りといったものと縁遠いのです(´;ω;`)

ですので初めから何かトラブルは起きるものとして1.5倍程度の時間を確保しておきましょうね。どうせ何かありますから。

自分しか分からない「こだわり」を捨てよ!

発達障害を持っているとおかしなところで自分なりのこだわりが出てきて仕事がはかどらなくなることがあります。

クオリティの高い仕事をする事は非常に大切ですし、自分の存在価値を高めることにもつながります。

しかし他人に理解されないような細かな部分のこだわりのために予定の時間をオーバーすることからは卒業しましょう。

こだわったために時間をオーバーして約束の期日に仕事が間に合わなかったりすることほどバカな事はありません。

提出期日ギリギリで出てきた90点の提案書よりも提出期日1日前の70点の方が尊いということは仕事においてはよくあります。

提出期日の1日前に上司に提出しておけば上司がアドバイスを出し、それを基に100点の提案書 を作り上げることが企業の理想の形です。

変なこだわりは自己満足にしかならないというケースは嫌というほど経験してきました。

タスク分解で本当の作業内容を把握する

作業時間を正しく見積れない原因のひとつに「作業内容を正しく把握していない」場合があります。

例えばお風呂に入るという作業は以下のような動作の組み合わせです。

  1. 脱衣所に行く
  2. 服を脱ぐ
  3. 浴室に入る
  4. 体を洗う
  5. 湯船につかる
  6. 湯船から上がる
  7. 脱衣所に出る
  8. 服を着る

この中から「体を洗う」という動作があることを忘れていた場合、その分の時間が余計にかかってしまいます。

それが仕事ともなればひとつの漏れが数十分の時間を使ってしまうことはよくあることです。

慣れるまではタスクを細かく分解し作業内容を一つ一つを把握し自分がその作業にどのくらいの時間がかかるのかをしっかり把握することが大切です。

こちらにタスク分解について記載した記事がありますので詳しく知りたい方はご参考ください。

参考:タスク分解で仕事の先送り体質と決別!

断るべき時は勇気を持って断る

ADHDであるが故に失敗が多く社内での立場が弱い方もたくさんいるでしょう。それゆえに周りから振られた仕事は全てやらなければならないと思い、すでに自分のキャパオーバーであるにも関わらずお願いされた仕事を安請け合いしていないでしょうか?

会社にとって本当に迷惑なことは「仕事をお願いしても断られること」ではなく「お願いした仕事が予定どおりに終わっていない」ことです。私の仕事を断ることが非常に苦手なので気持ちは痛いほど分かりますが今の自分がいかに手一杯であるかを説明し、カドを立てない上手な断り方を身につけましょう。

お願いされた仕事をただ断るだけではやっぱり印象は悪いですよね…。余裕がある時には「なにか手伝えることはありませんか?仕事が予定より早く終わったので(*'ω'*)」といって積極的に仕事をこなしましょう◎

  • サボりたいわけではない
  • 役に立つ時もある

ということを普段から周囲にアピールすることでいざという時に断れる状況を作っておくことが自分の身を守る上で重要だと思います。

無理なものは無理な時もある

上から目線で「ああしろ、こうしろ」と書いてきましたが実際に自分がそれをできているかというと決してそんなことはありません。

私も時間管理が苦手で、こうありたいと日々考えながら仕事をしていましたがうまくいかず結局私も会社を辞めてしまいました。

時間管理の本だけでも結構たくさん読んでいるんですけどね(´;ω;`)

作業時間を多く見積もったり予備の時間を確保したりすることは会社によっては許されないかもしれません。

またADHDをカミングアウトしていない場合にもこのような説明を受け入れてもらうことは難しいのかもしれません。

どんなに頑張っても仕事がうまくいかない時はもしかすると自分の特性と仕事の特徴がマッチしていないのかもしれませんね…。

また会社の社風によってはどんなに努力をしても評価されない、もっといえば冷遇されるという会社もあると思います。

どんなに努力してもうまくいかないのであれば転職を視野に入れる時期が来ているのかもしれません。

ADHD持ちの人はうつ病などの二次障がいを発症する確率が非常に高いとされています。

一生に一度しかない人生です。すべき努力はして、どうしても無理なら逃げるというのもれっきとした選択肢だと思います。

参考:発達障害なら活用したい転職を有利に進めるサービス3選

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