発達障害者が働きやすい職場を手に入れるための「オープン就労」という働き方

オープン就労についてご説明する前にひとつご紹介。

このサイトではオープン就労を検討している発達障害持ちの方に「アットジーピー」という障がい者専門の転職サイトをおすすめしています。



アットジーピーの利用は関東・関西・名古屋エリアで障がい者手帳をお持ちの方限定になりますが、障がい者専門ならではの当人の悩みに寄り添ったサポートを受けることができます。

オープン就労を検討しているならばアットジーピーのような障がい者専門の転職エージェントを活用することで給与や人間関係の面でより良い条件の会社と出会う可能性を高めることができます。

が、実際に障がいをオープンにして働いてみたた時に「こんなつもりじゃなかった」という結果になると悲惨なのでこういった転職サイトを利用する前に「オープン就労」という働き方について今一度考えてみましょう。

オープン就労という選択肢

オープン就労とは障がいを企業に伝えて働く就労方法です。

もちろんメリットもありますがデメリットもあります。

オープン就労のメリット

実際にオープン就労した経験のある方たちはオープン就労に対して以下のようなメリットを口にしています。

  • 苦手をフォローしてもらうことで精神的なストレスから解放される
  • 出勤時間や退社時間、勤務地などを配慮してもらえる
  • わかりやすい仕事を振ってもらえる
  • 働きやすくするための環境改善をはかって貰える

苦手をフォローしてもらうことで精神的なストレスから解放される

「耳から受け取った情報は忘れやすい」「マルチタスクに陥ると作業効率が落ちる」などといった発達障がい特有の傾向を事前に伝えた上で採用となれば会社側もフォローの体制を取ってくれます。

出勤時間や退社時間、勤務地などを配慮してもらえる

事前に「聴覚過敏があるため通勤ラッシュの電車での通勤は難しい」などの情報を伝えておけば出勤時間や勤務地などを考慮して貰える場合があります。

ただ、面接時にそういったことを伝えることは「手間がかかる人」と思われるリスクがあります。

先に紹介したアットジーピーのような障がい者専門の転職エージェントを活用すればそういった企業側との調整や配慮が必要な旨を上手に企業側に伝えてくれるので活用しないところです。

わかりやすい仕事を割り振ってもらえる

オープン就労であればなるべく手順が決まったわかりやすい仕事をさせて貰える可能性が高まります。

ただ、裏を返せば単純な仕事ばかりすることになるという側面も否めません。

働きやすくするための環境改善をはかって貰える

会社にもよりますが上司との面談の際に「どうしたらより仕事をしやすくなるか」などの相談ができる可能性が高まります。

これもまたアットジーピーのような転職エージェントを活用すれば担当者が間に入って調整をしてくれたりします。

ふじ。
オープン就労や障がい者雇用枠で採用されることのメリットはなんといっても会社や同僚からの配慮(フォロー)を受けられることですね。

オープン就労のデメリット

反対にデメリットと感じた部分は以下のような部分です。

  • 給与・勤務地・待遇面などで勤めたい会社が見つかりにくい
  • 人間関係が良くなければ途中からオープンにしても意味がない
  • 簡単な仕事をさせて貰える反面、挑戦したい仕事に携わらせて貰えない
  • 頑張っても正社員への道が開けていない会社もある

給与・勤務地・待遇面などで勤めたい会社が見つかりにくい

障がい者の求人はどうしても数が少ないので希望の職種や給与など待遇面で納得でるものが見つからないという傾向があります。

特に地方郊外になるとその数は更に少ないものとなってしまいます。

人間関係が良くなければ途中からオープンにしても意味がない

発達障がいを隠して会社に勤めている場合、人間関係が悪化した後で発達障がいを公表しても状況の改善を見込めない場合があります。

「辞める前にダメ元で障がいを会社に伝えてみる」という足掻きをしてみるという方法もひとつですが、実際にしてみた方の感想としてはなかなか上手くいかないという声が多いようです。

簡単な仕事をさせて貰える反面、挑戦したい仕事に携わらせて貰えない

わかりやすい仕事を求めているのだから仕方がないのかもしれませんが、面白い仕事や挑戦したい仕事になかなか関わらせて貰えないというジレンマを抱えることがあります。

頑張っても正社員への道が開けていない会社もある

そもそも障がい者雇用の場合は正社員求人が少ないという現状があります。

健常者であれば非正規で入社して仕事を認められて正社員になるという道も見えてきますが、障がい者雇用の場合はそもそも正社員への道が開けていない会社も多くあります。

やはりここも転職エージェントを活用して正社員雇用の求人か正社員雇用の可能性が残っている求人に応募したいところです。

ふじ。
働きやすい環境を得られる代償もあるということですね。
メリットとデメリットを比較して、自分にとってメリットが上回ると判断した場合にオープン就労や障害者雇用枠での就労を検討すると良いと思います。

当事者はオープン就労についてどう思っているのか

こちらは私がtwitterで実施したオープン就労についてのアンケート結果です。

オープン就労に関するアンケート:①オープン就労経験なし:オープン就労はイヤ,②オープン就労経験なし:オープン就労に興味あり,③オープン就労経験あり:オープン就労はイヤ,④オープン就労経験あり:オープン就労がイイ

実に多くの発達障害者の方がオープン就労に興味を持っていることがわかりました。しかし、実際にオープン就労をした経験がある人は3割程度に留まっています。

オープン就労経験者の2/3は「次もオープン就労がイイ!」と解答

オープン就労経験者の割合:オープン就労経験あり31%,オープン就労経験なし69%

アンケートでは発達障害をお持ちの方の3人に1人がオープン就労を経験しているという結果になりました。

まだまだ認知度が低く、受け入れられる企業が少ないというのが実情といったところでしょうか。

ふじ。
結構たくさんいらっしゃるんですね。アンケートを実施した私もビックリの結果でした。

 

アンケート結果を細かく見ていくとオープン就労経験者の約2/3の方が「次もオープン就労がイイ!」と回答しています。

しかし、逆に言えば約1/3の人は「オープン就労はイヤ!」と答えていることになります。約1/3の人はデメリットの方をより強く感じたということです。

発達障害者の理想的な働き方

発達障害者は自分の特性の「凸」の部分を活かして「凹」の部分を周囲に補ってもらことで理想的な働き方ができると思います。

しかし、わかっていてもなかなかその状況に持ち込めないことが悩ましいところです。 オープン就労はそういった状況をムリヤリ作り出すためのひとつの手段だと思います。

オープン就労をすることで「もう社会人としてやっていけない!」と思ってしまった発達障害者のうち2/3の人が救われるのだとすれば、投げやりな転職活動をする前にオープン就労という働き方を試してみる価値は十分あるではないかと思います。

働きやすい職場を探すなら障がい者専門の転職サイトを活用しよう

そんなこんなでやっぱり発達障害をオープンにして就労したい、障がいに理解のある会社で働きたいと思った場合、冒頭で説明した転職エージェントを活用してみることをおすすめします。

上手く活用すれば求人を調べるだけでなく応募企業の実際の状況を教えてくれたり、入社後に必要な配慮を会社と当人の間に立って調整してくれる力強い味方になってくれます。

障がい者専門の転職サイト「アットジーピー」



15年に渡り障害者を専門に就職・転職サポートを行っている珍しい転職サイトです。一般には公開されていない企業の求人なども多数掲載されています。

さすがに「発達障がい専門」ではありませんが、それでも障がい者専門ならではのノウハウをたくさん持っているので活用することで得られるメリットは非常に多いといえます。

利用条件

  • 関東・関西・名古屋エリア在住の人
  • 障害者手帳を持っていて転職を検討中の人

 

ふじ。
最後にひとこと。オープン就労や障がい者雇用枠で採用されたからといって、全てを周囲に甘えて良いわけではありません。
本人の頑張りが見えてこそ周囲もフォローしたくなるという大前提を忘れないようにしましょう◎